被爆体験講和は、「原爆とは何か、原爆の恐ろしさ、平和の尊さ」
を長崎で被爆した自らの体験を通して、語っていただきました。講和を行っていただいた方は、被爆当時8歳だった奥村アヤ子さんと同じく当時8歳だった山川剛さんです。
奥村さんからは、普段と変わらない日常の中で、突然家族を失う悲しみを伝えるとともに平和は勝手に歩いてくるものではない、平和の原点は人の痛みを分かる心が必要と語っていただきました。
山川さんからは、2度と被爆者を出してはいけない、戦争を起こさないことが大事。スイスやスウェーデンでは200年戦争をしていない、コスタリカでは軍隊すら持っていないなど、お互いを知り戦争にならないよう話し会うことが必要と語っていただきました。
長崎平和使節団の報告会では、8月7日から10日の4日間、長崎市に派遣された市内中学生18人で構成された浦安市平和使節団が、自分たちの言葉で報告を行いました。
中学生たちからは、「原爆は希望に満ちた未来を一瞬にして消し去ってしまった」「同じ過ちは繰り返してはいけない」「平和への第一歩は分かり合うこと」「お互いを尊重していくこと」など長崎市に行って感じたことや思うことについて報告があり、改めて「恒久平和の尊さ」と「核兵器の恐ろしさ」について、学ぶことができたとの感想がありました。
今回、学んできたことを家族や友人そして近所や地域の方に伝えていくことが、ひいては世界平和に繋がるんだと熱く語っていました。